NIIGATA BRAND

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のどぐろ – NIIGATA BRAND

高規格基準を満たした新潟のどぐろ「美宝」

 2024年6月17日、高規格のどぐろを「美宝(びほう)」と名付けてブランド化していくと発表しました。

 詳しくはこちら 新潟のどぐろ「美宝 びほう Bihou」

特徴

 正式名称はアカムツといい、口を開けると喉の奥が黒いことから「のどぐろ」と呼ばれています。水深100m~200mのやや深い所に生息しており、魚やイカ、エビ類を食べる肉食性です。最大で全長40㎝、体重1.5㎏近くまで成長します。

 新潟はヒラメ、キス、フナベタ、アラなど美味しい白身魚の宝庫ですが、その中でも年中旬で脂がたっぷり乗っているのどぐろは「白身のトロ」、「白身の王様」と呼ばれ、新潟を代表する高級魚です。

主な産地の紹介

 県内では主に底びき網で漁獲されますが、底びき網禁漁期(7~8月)には延縄で漁獲されるため、一年を通してまとまった量が水揚げされます。佐渡市、村上市、新潟市、糸魚川市が主な産地としてあげられます。のどぐろは底びき、延縄(はえなわ)、ごち網、刺網と様々な漁法で漁獲されます。
 

最高級品!延縄のどぐろ

 底びき網漁が禁漁になる7~8月。この時期、糸魚川市や村上市で盛んになる延縄漁で釣り上げた大型ののどぐろが最高級品として知られています。 1尾づつ丁寧に釣り上げられる延縄漁は水揚げ後、手で触れない、氷に直接当てない、専用のマットに優しく包んで箱詰めするなど徹底した品質管理にこだわっています。鱗が一枚もはがれていない美しいのどぐろは、他の漁法で漁獲したものより値段が倍以上違うこともあります。

世界初の人工育成と展示に成功!

 のどぐろは深海性の魚のため、詳しい生態の解明は困難を極めましたが、平成25年に「新潟市水族館 マリンピア日本海」が世界で初めてのどぐろの稚魚の育成と展示を行い話題になりました。今後は資源を増やしていくことにも期待がかかっています。新潟ののどぐろを食べに来られた方は、水族館で元気に泳ぐのどぐろも合わせて見に行かれてはどうでしょうか。

美味しい食べ方

 のどぐろは脂が美味しい魚。刺身はもちろん、煮ても焼いてもとろける脂の旨さを堪能できます。新潟のお寿司屋さんでは皮付きの切身を炙った寿司や、のどぐろ丼が地域の名物となっています。

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