新潟の至宝、ル レクチエを堪能! 東京ステーションホテルでアフタヌーンティーが開催されました – うまいに、まっすぐ。新潟県

2025年に開業110周年を迎えた東京ステーションホテル4階のゲストラウンジ アトリウムで、『ル レクチエを贅沢に味わうプレミアムアフターヌーンティー』が開催されました。

このイベントは、新潟が誇るブランド洋梨、ル レクチエを実際に味わっていただくことで、その魅力をより多くの方に広め、最高級フルーツとしての価値をお伝えすることを目的に行われました。

開催日は12月14日(日)・15日(月)・17日(水)の3日間。会場にはクリスマスツリーなどが飾られ、雰囲気満点!

3日間ともに多くのゲストが訪れ、歴史ある駅舎の優雅な空間で特別なひとときを過ごしました。では、12月14日(日)に行なわれたイベントに潜入してきたので、その様子をレポートします!

スタートは13時。最初は『うまいに、まっすぐ。新潟県』の法被をまとった新潟県食品・流通課の臼井課長補佐の挨拶から始まりました。

「ル レクチエは収穫後の追熟という時間によりデンプンが糖に変わって甘くなり、酸味も消えていき、そのおかげでトロみのある滑らかな口あたりになります。手間を惜しまず育てたル レクチエは生産者による卓越した技術と作り手の情熱が宿る新潟県の誇りと言うべきブランド果実です。東京ステーションホテルという素敵な空間でごゆっくりお過ごしください」とお話いただきました。

続いて、東京ステーションホテル総料理長、石原雅弘さんと料理宴会部支配人でありソムリエの山岡広記さんより、本日のメニューとドリンクについてご説明いただきました。

石原総料理長、ソムリエの山岡さんが提案する3日間限定のスペシャルメニュー。芳醇な香りと滑らかな舌触りから「西洋梨の貴婦人」と称されるル レクチエの魅力がスイーツ、セイボリー、ドリンクで見事に表現されたメニューがテーブルを彩りました。

提供されたメニューはこちら!

スイーツ6種

・朱鷺と暮らす郷米のリ・オ・レプディング ル レクチエとともに
・ル レクチエとボジョレーワインのジュレ
・ル レクチエのフイユテ(パイ仕立て)
・ル レクチエと木いちごのムース クープデセール
・スコーンとル レクチエのマルムラード(軽く煮たもの)
・ル レクチエとショコラのガトー

セイボリー5種

・ル レクチエと阿古屋貝柱のタルトレット
・南蛮エビとル レクチエのマリネ
・ル レクチエと合鴨の炙りスモークのルーレピンチョス仕立て
・ル レクチエとフランスバイヨンヌ産生ハム
・にいがた和牛のローストビーフサンドウィッチ

スペシャルドリンク

・貴腐ワインソーテルヌ プティ・ギロー2023年
・ル レクチエのオリジナルカクテル
・「NEWBY」花茶
・ル レクチエティー

セイボリーには新潟県推進ブランド品目『南蛮エビ』や『にいがた和牛』も使用され、食の宝庫、新潟の魅力がぎっしりと詰まったメニュー構成。

ドリンクはアルコール、ノンアルコールともに2種類が用意。カクテルは三条市にある造り酒屋、福顔酒造のル レクチエのお酒をベースに、生のル レクチエのピューレ、トニックウォーターと合わせて提供されました。

ゲストはル レクチエの美味しさを噛み締めながらも、スイーツやイベントの様子をSNSで投稿すると新潟のアンテナショップ『銀座・新潟情報館 THE NIIGATA』で利用できる商品券がもらえることもあり、写真撮影にも夢中で行っていました。

14時からはル レクチエの生産者であり、新潟県果樹振興協会西洋梨部会長、小菅勇二さんと石原総料理長によるトークセッション。

「ル レクチエは繊細なので栽培は非常に難しい。特に重要なのが栄養素の管理です。カルシウムをしっかりと根から吸収させ、果肉を柔らかく仕上げることに日々注力しています。農薬や肥料を減らし、自然の環境に近い土づくりが美味しいル レクチエに仕上がるカギでもあります 」と小菅さん。

また、小菅さんからは自宅でル レクチエを美味しく召し上がっていただくためのポイントとして、購入後はすぐに冷蔵庫に入れず、常温で追熟すること。果実の首の部分が茶色くなり、甘い香りが漂って、手に持った時に柔らかさを感じるようになったら食べ頃のサイン。それから、冷蔵庫で数時間冷やしていただくのが最も美味しい食べ方というアドバイスをいただきました。

一方、石原総料理長は天候によって果実の生育状況が変わるため、今回のイベント時に最高の状態を合わせる必要があるから、開催日の決定が非常に難しかったとコメント。ホテルにル レクチエが届いてからは、冷蔵庫に入れたり常温に戻したりと、徹底した温度管理を行い、食べ頃の調整を行ったとのこと。

コンポートやタルトタタン風のキャラメリゼなど、多彩なメニューを考案いただきましたが、中でもシェフの一押しは、セイボリーとして提供した『ル レクチエとフランスバイヨンヌ産生ハム』。ル レクチエの上品な甘みと生ハムの塩気が絶妙にマッチし、ワインにもよく合う一品に仕上がった。普段はル レクチエを生で食べることが多いという生産者の小菅さんも、プロの技術による加工やジャムやコンポートにして長期的に楽しむという提案に感心されていました。

終始和やかな雰囲気の中で幕を閉じたアフタヌーンティー。

お帰りの際には、新潟県産のル レクチエの完熟果実を丸ごと絞った無加糖・果汁100%の『ル レクチエジュース』、佐渡で生産されたル レクチエを使用した風味豊かな『うめっちゃ佐渡ル レクチエジャム』のいずれかをお土産としてお持ち帰りいただきました。

新潟の至宝、ル レクチエのポテンシャルをゲストに印象付けるイベントとなった『ル レクチエを贅沢に味わうプレミアムアフターヌーンティー』。その魅力や美味しさが少しずつですが、県外にも広く認知されていることを実感できる素敵なひと時でした。

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