新潟で「えだまめ」??
新潟県と言えば「お米」と答える人が多いと思いますが、肥沃な大地や豊富な水は、お米以外にもたくさんの恵みをもたらします。その1つが枝豆です。新潟県において枝豆は、水田の畔(あぜ)で作られてきたことから、実は長い歴史があり、昭和の時代には枝豆の莢(さや)を枝から外すのは子どもたちの仕事でした。
作付面積全国1位!えだまめを食べつくす新潟県民
作付面積は実に全国1位!新潟県は日本随一の “枝豆王国” です。しかし出荷量は全国で7位。あまりのおいしさに、新潟県民がかなりの量を食べつくしてしまいます。
ビールのおつまみはもちろん、夏になると家庭で食卓にドンッと迫力ある量の枝豆が並びます。その情熱はとどまることを知らず、ザル盛・大盛の枝豆を知事が「新潟えだまめ盛」と命名するほど。おいしいからこの量を食べられちゃうんです。
えだまめを楽しむ新潟県
おいしい枝豆を競うように食べる新潟には、世界最大?の枝豆イベントがあります。その名も「世界えだまめ早食い選手権」(主催:ながおか農challeプロジェクト実行委員会)
世界中から集まった参加者は、おいしく、はやく、美しく枝豆を食べつくします。
新潟産はおいしい!
最適なタイミングでの収穫
枝豆には「いちばんおいしい大きさ」があるのを知っていますか?
一般的には育てすぎると「大豆」になってしまい、おいしさが低下してしまいます。パンパンに育った枝豆はベストな状態ではないことがあるのです。特に一部の茶豆などでは、莢の厚さが8割程度に抑える「八分ざや」がおいしい品種も多くあります。
新潟産は、約40種類にものぼる枝豆について、品種ごとに最もおいしい時期に収穫することを心がけています。
実は新潟はよく晴れる
新潟といえば、雪、晴れない・・・そんなイメージをお持ちではありませんか?枝豆が出回る5~10月を中心に、冬以外の新潟の日照時間は東京よりも長く、枝豆をはじめとした作物に養分がしっかり蓄積されて旨味が増します。
県内で競争するから磨かれる技術
枝豆王国の新潟県民の厳しい目にさらされた産地はやっぱりおいしい!
朝の2時に起きて収穫する「朝どり」にこだわる産地、生育を管理するために「移植栽培」を徹底する産地、受け継がれてきた「品種」をさらに選別する産地、オリジナルの堆肥をあたえて「土づくり」に力を入れる産地など、各産地での競争が新潟県全体のレベルを引き上げています。
新潟産えだまめの「旬」
新潟県は、40種類の品種をリレーすることで、5月から10月まで長い期間流通しています。
特に7月中旬から9月上旬は生産量が増え、県外でも手に入りやすくなります。
新潟えだまめ(早生) | 実を大きく育てたほうが美味しいからボリューム感◎です! さやの毛色が白いです! | 6月下旬〜7月下旬 |
新潟茶豆 | 茹でると芳醇な香りが広がります! 美味しい厚さで収穫!独特の香りがあり、甘みが強く食味が良い! さやの毛色と豆の薄皮が茶色です! | 7月中旬〜8月中旬 |
新潟あま茶豆 | 新潟茶豆の特徴を引き継ぎながら甘みも一層◎! 新潟茶豆よりもボリューム感あり!! | 8月中旬〜9月上旬 |
新潟えだまめ(晩生) | ボリューム感◎! 大粒なので豆ご飯などにもおすすめ! | 9月中旬〜10月中旬 |